ページの概要:国指定重要文化財「南部利康霊屋」について説明します。


 南部27代利直の4男であった利康は、慶長13年(1608)三戸城中で生まれ、寛永3年(1626)8月に一族である南直義の家を継いで浅水城主となり、五千石を領しました。
 三戸城内に邸宅を構えて常住し、利直の留守には代わって政務を執るなど、父利直の期待は世継ぎの重直より大きかったといわれたが、寛永8年(1631)11月21日に病のため24歳で逝去しました。父利直は早世した利康を悼み、このように手厚く葬ったといわれます。霊屋の建築は、漆塗りに極彩色で鍍金金具を施しており、この地方に伝えられた桃山様式による華麗な霊廟建築の一端を示す、貴重な歴史遺産です。藩政期には利直霊屋とともに霊屋守が配置され、保護されていました。
 昭和28年11月14日、国の重要文化財に指定されました。

南部利康霊屋   南部利康霊屋 覆堂


南部利康霊屋 概要
読み方 なんぶ としやす たまや
拝観時間 午前9時~午後4時
定休日 12月29日~1月3日
拝観料金 高校生以上/300円(20人以上200円)
中学生以下/無料
駐車場(無料) 普通車12台、大型バス3台
注意事項

拝観をご希望の方は                

史跡聖寿寺館跡案内所(電話:0179-23-4711)まで

お電話をお願いします。
霊屋の写真撮影と拝観時の喫煙はご遠慮ください。

お問合せ先 史跡聖寿寺館跡案内所
午前9時00分から午後4時30分まで
電話:0179-23-4711
アクセス 南部町役場南部分庁舎から約2km、車で約5分
青い森鉄道線三戸駅から約3km、車で約7分
   


南部利康霊屋 画像
桟板戸 内陣正面
花頭窓(外陣東側) 天井(外陣)


解説
桟板戸
(さんいたど)
 堂の正面、花狭間のある唐戸を開けば、内部は外陣と内陣に分けられ、中仕切りになっている四天王の描かれた桟板戸を開けると、腰高の祭壇があります。蓮池が描かれ、青い池水に緑青で彩られた綺麗な蓮の葉、薄赤と白に彩色された清らかな蓮の花、南部彦八郎利康君の霊魂が、静かに眠っている浄土の様相を表しています。
花頭窓
(かとうまど)
 左右の側面には明り障子を立てた金箔押しの花頭窓が取付けてありますが、これも桃山様式の典型的なものです。
天井  外陣は42に仕切られた格天井で、その一つ一つに美しい色彩で花ザクロ、ウリ、ナデシコ、キキョウなど四季の草花、折枝の図が狩野派的構図法で描かれています。回りの板壁も紅白の野バラ、キクとリンドウ、ハギにアサガオ、キクにキキョウ、オミナエシなど全て植物の絵です。これは狩野派初期頃の古い様式を持ち、桃山遺風を良く地方に伝えている優作であると言われています。


国・県指定、国登録文化財マップ(南部・名川地区)

・国・県指定国登録文化財マップ(南部・名川地区)[1128KB]