南部町長 工藤祐直  明けましておめでとうございます。新しい年が皆さまにとりまして輝かしい一年となりますよう祈念し、年頭にあたりごあいさつを申し上げます。

 昨年は、合併から11年目のスタートを切り、まさに「南部町再チャレンジ」の一歩を踏み出した年でありました。

 3月には「南部町まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、4つの重点プロジェクトに定められた数々の施策を展開することで、喫緊の課題である急激な人口減少に立ち向かう決意を新たにしたところであります。

 9月には町商工会と連携した「達者村宅配サービス」を開始いたしました。これにより商業活性化を図るとともに、高齢者など買い物に不便している方が、住み慣れた南部町で安心して暮らすことができるように支援し、住み続けたい魅力あるまちづくりを進めてまいります。また、町外に住む方が、南部町の魅力を気軽に体験することができる「おためし住宅」を活用した移住促進事業、若者や子育て世帯が暮らしやすいよう宅地の分譲を進め、中学生までの給食費や医療費の無償化などの子育て支援を継続してまいります。

 昨年11月に県内23市町村に参加いただき初開催した「あおもり鍋自慢」には、町内外から約5千人が来場し、大きな賑わいを見せました。今年もまた「鍋条例」の普及事業の推進により、農作物の地産地消や健康増進、コミュニケーションの醸成を図ってまいります。

 町の活性化には、基幹産業である「農業」の活性化が不可欠であります。農産物の安定生産を図るため、引き続き農業用設備の導入支援を行うとともに、今年は相内・虎渡地区のほ場整備調査計画に着手し、農地の集約化による生産性の向上を図ってまいります。また、さくらんぼの新品種「ジュノハート」の苗木購入費用の助成を継続し、特産果樹の産地・ブランド化を進めてまいります。

 いつ起こるかわからない災害への備えは万全でなくてはなりません。強い防災意識の下、計画的に消防防災施設や機器の整備を進め、災害に強いまちづくりに努めてまいります。馬淵川の河川整備は、床上浸水対策特別緊急事業が今年度終了となり、新たに広域河川改修事業の工事が着手されています。今後も、国や県に対し早期の河川整備を強く要望してまいります。

 国史跡「聖寿寺館跡」は、昨年の発掘の結果、その大型建物跡が、室町・戦国期において東北最大の建物であったと判明したところであり、南部藩発祥の地として、歴史や文化、伝統を探求し継承していくために今年も引き続き整備を進めてまいります。

 役場庁舎については、行政コストの削減、行政機能の集約や効率化を図り、より良い行政サービスを目指すため、統合庁舎を建設する方針を固めたところであります。整備に当たっては、将来大きな予算が必要となる事業をしっかりと進めるためにも、有利な財源である合併特例債などを活用し進めてまいります。

 最後に、皆さま一人ひとりの活動が町の活気の源であり、南部町は人財に恵まれていると常々実感しております。町への愛着を持ち、誇りを持ち、同じ目標に向かう皆さまの一歩一歩が、「笑顔あふれる南部町」への大きな力であるという心強さを胸に、今年も皆さまと一丸となってまちづくりを行ってまいりたいと考えておりますので、ご協力をお願い申し上げ、新年のあいさつといたします。