南部町長 工藤祐直

 明けましておめでとうございます。
 今年の1月1日をもって、南部町の誕生から15周年を迎えることができました。これも、皆さまの町政に対するご理解とご協力の賜であると、心より感謝申し上げます。
 昨年は新型コロナウイルスが猛威を振るい、東京オリンピックの延期や、人命・経済への深刻な影響など、国内外が未曾有の事態となっております。新型ウイルスの発生当初からこれまで、献身的に治療や感染防止対策にあたられてきた全ての皆さまに対し、深く感謝申し上げます。また、感染防止対策として、マスクや消毒液などを寄付していただいた多くの皆さまにも、厚くお礼申し上げます。
 当町におきましても、様々なイベント等の中止や、消費の低迷による地域経済への影響など、大変厳しい1年となりましたが、町民の皆さまにいち早く安心を届けるため、「今困っている人を、今すぐ支援する」という姿勢のもと、第1弾の「飲食業者緊急対策支援金」から第5弾の「特別プレミアム商品券」に至るまで、町独自の支援策を矢継ぎ早に展開してまいりました。
 ワクチン接種に関する報道など明るい話題も聞こえてきていますが、これからも町民の皆さまの声に耳を傾け、町としてできることを、スピード感をもって講じてまいります。
 また、南部町議会と町では8月に「青森県立名久井農業高等学校を応援する会」を設立し、同校存続のため、署名やPRなどの応援活動を行ってまいりました。生徒たちの活躍は輝かしく、「2020ストックホルム青少年水大賞」でのグランプリをはじめ、農業を通じた地域住民との交流など、町にとってなくてはならない高校であります。署名にご協力いただいた皆さまに心から感謝申し上げますとともに、地域の高校としてさらなる発展を遂げられますよう、支援してまいりたいと考えております。
 町の最重要課題と位置付けている「人口減少対策」では、昨年から新たに、0歳から2歳児の保護者を対象に、毎月5千円分の子育て用品の購入を支援する「南部町子育て用品助成券(南部町ぴよすくーぽん)」の給付を開始し、取り組みを強化したところであり、引き続き定住人口の確保を図ってまいります。
 町の基幹産業である農業分野では、ハート型で大粒、高い糖度が特徴のサクランボの新品種「ジュノハート」が昨年7月、全国デビューを果たしました。都内の百貨店などで販売され、佐藤錦や紅秀峰より大粒の果実はインパクトがあり好評で、全国での知名度向上へ向けて幸先の良いスタートとなりました。
 町営市場で行われた初競りでは、1箱20粒入りに15万円の高値が付くなど、市場取引の活性化にもますますの期待が寄せられています。町としましても、農家の皆さまへのバックアップを継続し、特産果樹のブランド化・産地化を目指し、県と連携を図りながら取り組んでまいります。
 「質の高い行政サービスを提供できる 高齢者から子どもまで誰もが安心して集う まちづくりの拠点」の基本理念のもと、町民の皆さまが利用しやすく、安心して集える庁舎づくりと、業務効率の向上を目指して進めている統合庁舎の建設工事は、現在、令和3年3月の完成に向けて最盛期を迎えております。
 町民の皆さまに、今まで以上のきめ細やかな行政サービスが提供できるよう職員一丸となり、町政の更なる推進を目指してまいります。
 結びに、コロナ禍が終息に向かい、町民の皆さまが健康でより良き一年をお過ごしいただきますよう、ご祈念申し上げますとともに、町の歩みを力強く進めることを決意し、年頭のごあいさつとさせていただきます。