下水道の役割

一般的に下水道の役割は、大きく分けて4つあります。

(1)生活環境の改善

生活あるいは生産活動によって発生する汚水が、住宅周辺に停滞していると悪臭やハエ・蚊などの発生源となり、周辺環境の悪化原因となります。下水道は、汚水をすみやかに排除し、健康で快適な生活環境の確保に欠かすことのできないものです。

(2)公共用水域の水質保全

汚水が処理されないまま川などの公共用水域に排出されると、水質汚濁が進み豊かな自然を壊してしまいます。下水道は、汚水を処理場に集め、きれいな水に処理してから放流するので、公共用水域の水質汚濁を防止し、豊かな自然環境の保全に大きく役立ちます。

(3)トイレの水洗化

下水道が整備されることにより、トイレの水洗化ができ、衛生的で快適な生活を送ることができます。また、汚水は下水管の中を通って処理場に集められ効率よく処理することができます。

(4)浸水の防除(雨水の排除)

都市化が進んだ地域では、大雨時にさまざまな要因で雨水が溢れ、大きな浸水被害をもたらすことがあります。下水道の種類の中には、雨水をすみやかに川や海などへ排除する機能を持った下水管やポンプ場などもあります。これらは、私たちの生命や貴重な財産を水害から守るという役割を受け持っています。

下水道の種類

下水道の種類は、下水道法で定められている下水道と、その類似施設である下水道に分けられています。

詳しくは下記をご覧ください。

下水道の役割と種類 [12KB pdfファイル] 

汚水処理区域図 [634KB pdfファイル]