病気の説明

髄膜に細菌やウイルスが感染して炎症が起こる病気を髄膜炎といい、髄膜炎には、細菌が原因の「細菌性髄膜炎」と細菌以外(ウイルスなど)が原因の「無菌性髄膜炎」があります。治療後の経過が悪く後遺症が残るなどのため、特に問題となるのが「細菌性髄膜炎」で、初期症状は、発熱や嘔吐、不機嫌、けいれんなどで、風邪などの他の病気の症状と似ているため、早期に診断することはとても難しい病気です。

この乳幼児の細菌性髄膜炎を起こす細菌はいくつかありますが、原因の半分以上を占めているのが「インフルエンザ菌b型(略してHib(ヒブ))」です。Hibは冬に流行するインフルエンザ(流行性感冒)の原因である「インフルエンザウイルス」とは別のもので、他の多くの細菌やウイルスとは異なり、Hibは乳幼児に感染しても抗体(免疫)ができず、繰り返し感染することがあります。

対象年齢

 生後2か月~60か月(5歳)未満

望ましい接種年齢

 ・初回接種:生後2か月~7か月未満

 ・追加接種:初回接種終了後7か月以上、標準的には13か月までの間隔をおく

接種回数と間隔

 接種回数 4回

 ・初回接種:27日以上、標準的には56日までの間隔をおいて3回接種

 ・追加接種:初回接種終了後7か月以上、標準的には13か月までの間隔をおいて1回接種

上記以外での接種回数及び間隔

 ヒブワクチンは、接種開始時期により接種回数が変わります。下記をご確認ください。

接種開始時期 接種間隔及び接種回数
生後7か月~12か月未満 初回接種 27日から56日までの間隔をおいて2回接種
追加接種 初回接種終了7か月以上、標準的には13か月までの間隔をおいて1回接種
生後12か月~60か月(5歳)未満  1回接種

接種場所・受付時間など

 町内の指定医療機関や予防接種の日程などは、以下をご覧ください。

 令和5年度 南部町予防接種日程表 [1092KB pdfファイル] 

 ※町外の医療機関での接種を希望する場合は、その医療機関が無料で接種できる機関かどうか確認する必要がありますので、必ず事前に健康こども課までご連絡ください。

  接種時に必要なもの

 ・予防接種予診票(南部町指定のもの)

 ・母子健康手帳

接種料金

 無 料

 ※ただし、対象年齢を過ぎてしまった場合は、全額自己負担となります。