新年のごあいさつ
あけましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、健やかに新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
昨年も、新型コロナウイルス感染の波が繰り返されるなど地域経済や町民生活の厳しい状況が続くなか、町独自の経済対策として、1事業者あたり最大20万円を支給した「全業種への事業者持続化支援金」や、5割増しのプレミアムがついた「特別プレミアム商品券」、加入者1人につき1万円減額を基本とした「国民健康保険税の減税」などを実施したことに加え、物価高騰対策として、非課税世帯に対して5万円を給付する「電気・ガス・食料品等価格高騰支援給付金」、課税世帯には1人あたり5千円分の「町民生活支援商品券」の交付、町内事業者に対して従業員数に応じて10万円から20万円を給付する「事業所物価高騰緊急対策支援金」のほか、「農業経費高騰緊急対策支援給付金」「受験生等を持つ親等への灯油購入支援金」「大学生等を持つ親等への支援金」など、全方位的に支援策を打ち出してまいりました。今後も、常に町民のため、何が求められているか的確に見極め、スピード感を持って、必要な施策を実施してまいります。
さて、本年4月から、町内の小学校8校が3校に、中学校4校が3校に統合し、新たな体制でスタートいたします。
現在、統合校へのエアコン設置工事を行っているところであり、子どもたちが新しい環境のなかで、充実した楽しい学校生活を送ることができるよう、子どもたちの気持ちを最優先に考え、地域や先生方のご協力をいただきながら、安全・安心で過ごしやすい教育環境をしっかりと整えてまいります。
また、学校統合後の旧校舎の利用については、その他の町有財産とあわせて、最も有効な活用方法を総合的に検討してまいります。
基幹産業である農業分野では、昨年6月に八戸市で行われた初競りにおいて、1箱15粒入りで60万円の最高値を記録したサクランボ「ジュノハート」の一大産地化に向けて取り組むほか、洋梨の「ゼネラル・レクラーク」や特別栽培米の「南部達者米」など、当町を代表する特産品の数々を、生産者と手を携えて、ブランド力のさらなる向上に取り組んでまいります。
「子育てにやさしいまち」として、当町ではこれまで、0歳から2歳まで毎月5千円分の「子育て用品助成券給付」や「小・中学生の学校給食費無料」「高校生まで医療費無料」「奨学金2分の1返還免除」「ポケットパーク(小公園)の整備」「住宅新築・リフォーム支援補助」など、子育て支援の充実に取り組んでまいりました。
昨年「住み続けたい街ランキング」で県内第3位のほか、「街の住みここちランキング」「街の幸福度ランキング」においても高評価をいただいたことや、特別宅地分譲「チェリータウン桜場」が完売し、新たに町外からたくさんの住民を迎え入れることができましたことは、人口減少対策をはじめ、当町がこれまで続けてきた特色ある施策が認められたものと大変嬉しく感じており、さらに一層、町民の皆さまが住んで良かったと思えるまちづくりに、職員一丸となってまい進したいと、決意を新たにしているところであります。
結びに、町民の皆さまのご健勝とご多幸をご祈念申し上げますとともに、「子育てにやさしいまち 南部町」のさらなる発展をお誓いし、年頭のごあいさつといたします。
