DV(ドメスティック・バイオレンス)とは・・・

  DV(配偶者暴力)とは、一般的に配偶者や恋人、パートナーなどの親密な関係にある(あった)者から振るわれる暴力のことをいいます。
 DVは被害者の生きる力を弱め、人間としての尊厳を奪う人権侵害であり、決して許されることではありません。
 「暴力は振るうほうが悪い」ことを認識し、身のまわりで起きているDVに目を向け、問題解決に取り組んでいくことが必要です。

 

DVの形態
 相手の意に反して心や身体を傷つける行為はすべて「暴力」と考えられます。
 DVにはさまざまな形があり、それらが複雑に重なりあって相手の心と身体を傷つけます。また暴力が何年にもわたって繰り返される場合もあり、DVを受けている被害者は恐怖や無力感にさいなまれ、心身に大きな傷を受けることになります。さらに、DV被害を受けた被害者はもとより、次世代を担う子どもにも影響を及ぼす大きな問題といえます。

 

暴力の形態

 ●身体的暴力:殴る、蹴る、物を投げつける、髪を引っ張る、首を絞める、など

 ●精神的暴力:大声で怒鳴りつける、殴る蹴るの素振りや言葉で脅す、相手の大切なものをわざと壊す、行動を厳しく監視する、など

 ●性的暴力:性行為を強要する、中絶を強要する、避妊に協力しない、性的で侮辱的なことを言う、など

 ●経済的暴力:生活費を渡さない、外で働くことを妨害する、など

 ●その他の暴力:子どもに暴力を見せる、子どもに暴力をふるう、など

 

 があります。多くの場合、これらの暴力は、どれか一つの行為が行われるのではなく、いくつもの行為が組み合わされ、しかも繰り返し、継続的に行われています。

 

DVによる心身への影響
 配偶者から暴力を受けている人の中には、「自分に落ち度があるから暴力を受けても仕方がない」と自らを責めたりする人もいます。また、直接、暴力を受けた人だけでなく、そうした家庭にいる子どもにも重大な影響を与えます。
 DVは、年齢、学歴、職業、年収に関係がなく起こっているといわれています。また、近年では、若年層の男女間に起こっている暴力をデートDVといいます。暴力はどんな関係においても許されるものではなく、DVは犯罪となる行為をも含む重大な人権侵害なのです。

 

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