糖尿病とは

糖尿病とは、血液中のブドウ糖(血糖)が正常より多くなる病気です。初期の頃は、自覚症状がほとんどありませんが、血糖値が高いまま放置すると、徐々に全身の血管や神経が侵され、さまざまな合併症を引き起こします。

糖尿病の三大合併症として「糖尿病性網膜症」「糖尿病性腎症」「糖尿病性神経障害」が挙げられます。「糖尿病性網膜症」は成人の失明原因の第2位となっており、また、人工透析導入患者の主要原疾患は「糖尿病性腎症」が第1位となっています。糖尿病の重症化を予防することは、私たちにとって、とても重要な課題です。

プログラムの目的

糖尿病が重症化するリスクの高い方を治療に結びつけ、糖尿病性腎症などで通院する方の人工透析への移行を防止することにより、町民の健康増進と医療費の抑制を図ります。(平成31年2月に八戸市医師会と連携協定を締結しました。)

対象者

南部町国民健康保険加入者

取組内容

医療機関未受診への受診勧奨

【対象者】

 国保特定健診または国保人間ドックの結果、空腹時血糖126mg/dl以上、またはHbA1cが6.5%以上の方(糖代謝が要精検・要医療判定だった方)で、医療機関未受診の方

治療中断者への受診勧奨

【対象者】

 糖尿病に関する受診記録が6ヶ月以上確認できない方

ハイリスク者への保健指導

【対象者】

 (1)特定健診・人間ドックの結果、尿蛋白±以上かつeGFR60ml/分/1.73平方メートル

   未満で、腎機能の低下が疑われる方など

 (2)特定健診・人間ドックの結果、高血圧・脂質・糖尿病の治療中であるが、数値が高い方

保健指導

保健指導は、主治医の助言をもとに、南部町の保健師・栄養士が訪問または電話により年4回(原則、初回・3ヶ月後・6ヶ月後・12ヶ月後)を基本に実施します。なお、保健指導にかかる費用は無料です。