農地と住宅地等が混在している地域では、農業者と住民との間にトラブルが発生しないように、農薬の飛散防止対策の徹底が重要です。

農薬の使用に当たっては、(1)「農薬の使用方法など、農薬ラベルの記載事項の遵守」、(2)「周囲に影響のない天候(無風・弱風)や時間帯での散布」といったことが基本ですが、これに加えて、周辺に住宅地や学校などがある場合は、近隣住民とのトラブルを避けるためにも、次の注意事項も守りましょう。

◎農薬の使用回数削減のため、耕種的防除などを組み合わせる。

◎飛散低減ノズルや飛散が少ない剤型の農薬を使用する。

◎風向きやノズルの向きに注意して散布する。

◎農薬散布の目的や種類、散布者の連絡先等を回覧板やチラシなどで事前に周辺住民へ周知する。

◎必要に応じて、緩衝地帯や防薬ネット、立入禁止の立て看板などを設置する。

◎使用した農薬の種類や使用方法、日時などを記録し、一定期間保管する。

※特に、学校や通学路が農地の周辺にある場合は、万が一にも、子どもが農薬を浴びることがないように、最大限に配慮しましょう。

※近くに、農薬に敏感(化学物質過敏症)の方が住んでいる場合もあります。その方にも十分に配慮しましょう。

詳細については下記をご覧ください。

住宅地等の周辺における農薬使用について